違和感をあなどらないで――10年以上の顔面痛と気づかれなかった原因
長年、私は10年以上もの長い間、顔面の痛みに悩まされてきました。
これまでの診察では原因を見つけてもらえず、何度も「顎関節症」と診断されてきました。
しかし、ある医師の診察を受けたことが転機となり、ようやく本当の原因が判明しました。
これまで大変危険な状況であったと、認識しています。

結果的に悪い部分を除去することができ、現在は無事に回復しています。
※実際の症状を記録として残しておきたく、同じような悩みを抱えている方の参考になればと思い、以下治療経過と画像を掲載しています。
ただし、経過の画像がリアルな内容になっているので、少し生々しく感じられるかもしれません。無理のない範囲でご判断いただければと思います。
◆10年以上見逃されていた
~想像以上に危険だった原因とは~
苦しんでいた症状は以下のようになります。

画像は右上奥歯付近のものです(※写真なので左右反対です)。
白い線状のものが伸びていく、特異な症状でした。

この白い線は、症状が悪化すると下の右奥歯付近まで伸びます。
伸びている先で神経や歯茎に異変が生じていました。


実際、神経が浮き出て、白い筋が現れます。

ルーペでの詳細な診察により、ベテランの医師により右上奥の「ぼろぼろの親知らず」が発見されました。
非常に奥まった場所にあり、暗がりで確認しづらい位置にあったことから、別の医師からは何度も見逃されていたのではないかということです。
丁寧に診てくださる信頼できる先生のおかげで、ようやく見つけていただくことができました。

抜歯された親知らずは、内部が空洞になっており、上部は大きく欠けています。
空洞になるまで抜歯されなかった状態を想像すると、過去の痛みと恐怖を感じます。
しっかりされた信頼のできる方であったため、すぐに見つけられたのだと感じています。
10年前に先生とお会いしていればこんなひどいことにはならなかったのでは感じる一方で、本当に発見して処置していただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
【それまで発見されなかったことによる影響】
これまで何度も顎関節症と診断され、そのたびに頬の上から強くマッサージを受けるなどの処置が行われ、激しい痛みとともに悲鳴を上げたこともありました。
●以下歯からの痛みや顔面痛の余波と考えられるものの一つ
(青色の部分は前述した親知らずの治療部分になります。)
①黄色の部分の治療時、神経の空洞化が見られ治療が難航した

以前、他院にて医師2名がかりで根幹治療を受けましたが、6か月たっても以下の理由で治療が進みませんでした。
・神経が4根であったこと(通常は2根だそうです)
・石灰化が進んで固まっていて治療が進められない
その後、現在の医院でお世話になっていますが、医師により判明した状況はより深刻なものでした。
治療が進まなかった部位は石灰化ではなく、神経側からの空洞化でした(穴の深さが測定できない)。
②歯茎から骨が出てくる
一つの可能性として、医師からはかむときの強い力によって、奥歯の骨が乖離し、乖離した骨が歯茎の表面に出てくるというものでした。

私の場合は、発見されていなかった親知らずの虫歯やその親知らずが原因で起きている顔面痛の苦しみで、夜中など食いしばりが起こっていたのを思い出します。

上記の添付画像のように、私の場合は赤丸部分は2週間、青丸部分は4週間かけて徐々に骨が表面に出てきました。
以下の症状が続きました。
・骨が刺さった痛み
・引っかかると強く痛む
・周辺の筋肉のこわばりが強く出る
・ひっかかった後にしばらくして耳鳴りが強く出る場合があった

赤丸部分と青丸部分ともに1か月と1週間ほどで、ほぼ同じタイミングに取れて、傷に代わりました。
取れた後も痛みがあり、歯科にて消毒をしていただきました。
◆注意点
骨髄炎など別の病気も考えられるケースもあるそうで、安易な判断は危険です。信頼できる専門医に診ていただくことが必須です。また、骨のかけらが表面に出きっていない場合、再度歯茎から骨が出てくる可能性があるそうです。
【治療と医師への感謝】
今回の経験を通じて、「しっかり確認してくださる医師がどれほど心強い存在であるか」を強く実感しました。

【同じ症状で悩む方へ】
虫歯は進行すると感染源となり、心臓や脳に影響を及ぼすことがあるという話もあります。
最悪の場合は死に至るケースもあります。
私自身、原因不明の顔面痛や頭痛、痙攣などに10年以上悩まされてきました。
同様の症状に悩む方は少ないかもしれませんが、「虫歯が原因かもしれない」という視点を持っておくことで、解決の糸口になることもあるかもしれません。
今回の出来事から、原因が分からない顔面痛や頭痛が続いている方がいらっしゃれば、ぜひ一度、歯や親知らずの状態も確認されることをおすすめしたいと強く感じます。
今回歯科のお医者様が、患者の声や状況を多面的に受け止め、さまざまな可能性を考慮しながら診てくれる医師であったことで、10年間以上苦しみ続けた状況に終止符を打ち、命拾いをしました。
まとめ
虫歯が放置されることの危険性や影響は広範囲にわたるため、十分な注意が必要です。
今回、ベテランの医師からの指摘でようやく気づき、写真を撮影して確認することができました。
もし、原因がはっきりせず、奥歯や歯ぐきなどに違和感がある場合には、ご自身のスマートフォンなどで口腔内の奥の様子を撮影してみるのも一つの手です。
思いがけない原因が写り込んでいるかもしれませんし、自分自身の健康を守る第一歩になる可能性もあります。
もしご病気を抱えていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、そのご苦しみが少しでも和らぎ、快方へ向かわれますよう心よりお祈り申し上げます。
